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2023.11.06

コラム

「100年に1度の変革期」
バネ業界の一員としてJISCができること

当社では、様々な荷重試験機、トルク試験機を製造販売しており、最大のお客様は自動車業界です。
荷重試験機の中でも、圧縮バネ、引張バネ用のばね試験機を得意としており、こちらのお客様で多いのはバネ業界、自動車業界となりますが、バネ業界の最大のお客様も自動車業界ではないでしょうか。

自動車は何個の部品でできている?

自動車1台を構成する部品は約3万点あり、その内、バネが約4000点と言われています。
圧縮、引張コイルばね、捩りコイルばね、板バネ、ワイヤフォーミング、トーションバー、ゼンマイばね、スプリングピン、ホースクランプ等、あらゆる種類のバネが使われています。

バネの生産量は、リーマンショック以前よりも減少しています。
生産個数もですが、材料の高強度化や、設計の最適化によりバネの軽量化が進んでいることもあり、生産重量で考えると更に大きく減少しています。
(軽量化に関しては技術進歩なので素晴らしいことではあります。)

近年は自動車エンジンがダウンサイジング、小気筒化し、このあたりもバネの生産量に影響があるのかも知れません。シボレーカマロに2リッター直列4気筒エンジンが搭載される時代です。

付加価値の高いモノづくり

しかしながら、生産金額で見ると、さほど大きく減少はしておりません。
バネ業界が付加価値の高いモノづくりに尽力されてきた結果だと思います。

現在、日本ではEVシフトが世界に遅れをとっていますが、これからどんどん進んでゆくでしょう。EV1台の部品点数は、ガソリン車の約3分の2ほどだそうです。
力を発生させるためのメカ部品としてのスプリングの数は、実際に減ってしまうかも知れません。

チカラを扱うJISC

しかし、EVならではの、電子電機関連向けのコイルや接点部品などは需要が増えるでしょう。これは、バネメーカー様の持つフォーミング技術を生かせる分野でもあると思います。既にその分野へ参入を始めたバネメーカー様もいらっしゃいます。

当社でも、荷重試験機MAXシリーズに、電子分野向け機能の強化を進めております。

自動車業界は「100年に1度の変革期」と言われております。
当社も、バネ業界の一員として、時代の変化に取り残されぬよう、努力を続けてまいります。

ばね試験機荷重試験機試験機をご検討の方は、お気軽に日本計測システム株式会社にご相談ください。